今回は陸マイラーがANAマイルを貯める具体的な方法の解説です。
前回、飛行機をタダに乗るためのマイルの基本を解説しました。
陸マイラーの主な貯め方は次の3点です。
- ポイントサイトで貯める →一気に大量に貯められる。年間10~30万マイル貯めることが可能
- クレジットカードで貯める→コツコツ積重ねで貯める。年間1万5000~10万マイル貯めることが可能
- ネットショッピングで貯める→特に準備は不要で自然と貯まる。貯まるマイル数は少ない。
この中でも一番のオススメはポイントサイトで貯めることです。
今回はまずは基本中の基本、陸マイラーのためのマイルを貯める方法の3つを紹介します。
ポイントサイトで貯める
ポイントサイトを活用して貯めることは陸マイラーにとって一番の王道の手段です。
ポイントサイトはご存知の方も多いですが
- ハピタス
- moppy
- ちょびリッチ
などになります。
コスパはどの方法よりも良いので一番のオススメの方法で、1マイルあたりの価値も圧倒的に高いのが特徴です。
大概のポイントサイトはそのポイントを100%の還元率で現金にすることができます。
例えば、ポイントサイトで2万ポイントを獲得した場合は現金にすると¥20,000になります。
これを70%の還元率でマイルに換算すると14,000マイル、東京⇔沖縄の往復のマイルになります。
東京⇔沖縄の飛行機代は安くても¥50,000前後です。つまり¥30,000前後お得になります。
海外の航空券で同じように考えるともっとお得なことがわかります。
東京⇔ニューヨークは約5万マイル。
このマイルをゲットするためには約7万ポイント、つまり7万円分をポイントサイトで獲得する必要があります。
東京⇔ニューヨークの往復航空運賃は¥250,000~¥300,000です。
さらにお得なことがわかります。
ポイントサイトでの現金のお小遣い稼ぎが流行っていますが、ポイントをマイルに変換する方が断然お得なんです。
ポイントサイトとは
ポイントサイトはここ最近少しずつ認知されてきていますが、まだまだ知らない方も多く、なんだか怪しい??と思われる方も多いです。
ポイントサイトとは、「ポイントを貯めてお小遣いを稼ぐサイト」です。
企業や広告代理店から広告宣伝費を受け取り、サービスや商品の広告を代行しているサイトになります。
訪れたユーザーに対して、広告宣伝費の一部をポイントという形で還元している仕組みです。
ポイントサイトでポイントを貯める方法
ポイントサイトでポイントを貯める方法は主に以下の方法があります。
- サービスの利用(クレジットカード発行、銀行口座開設、電力会社変更 インターネットサービス変更)
- アンケートへの回答
- ショッピング
- ゲーム
- SNS投稿
一番のおススメはクレジットカードの発行です。
ゲームなどは簡単にポイントを獲得できます。
ただ、ポイント数は1~9ポイントなどの少量ポイントが多いです。
しかし、塵も積もれば・・でコツコツ貯めることができます。
ANAのマイル変更に可能なポイントサイト
ANAのマイル変更におススメできるポイントサイトは以下の3つ。
- ハピタス
- moppy
- ちょびリッチ
ポイントサイトでマイルを貯めることのメリットとデメリット
次にポイントサイトでの貯めることのメリットデメリットを紹介します。
- 圧倒的速さでマイルが貯まる。
- 1ポイントあたりの価値が現金よりはるかに高い
- ポイントサイトを常にチェックしなければならない。
- クレジットカードがたくさん貯まる。その都度審査をうける。
- 手間がかかる(moppy→JALマイルは例外)昔は還元率が90%あったが、2022年3月には80→70に改悪になった。
マメな性格の方、絶対に〇〇万マイルを貯める!という目標がしっかりある方におススメです。
今年になり還元率が悪くなったのも気になる点ですが、まだまだ一気に大量のマイルが貯められるのはポイントサイトの活用です。
各ポイントサイト(ハピタス、moppy,ちょびリッチ)の還元ルート
各ポイントサイトでポイントを貯めても即マイルに変換できません。
1~3回違うポイントに変換しマイルに還元します。
この還元に手間がかかったり少し時間がかかったりするので、計画的に行うことが大切です。
各ポイントサイトからの変換方法は以下のとおり。
2022年3月までは
ポイントサイト→ドットマネー→TOKYUポイント→ANAマイル
のように還元率75%でできたのですが、残念ながら終了。
現在はこのルートが一番最適なルートです。
こんなに色んなとこに還元するの?面倒!と思う方、その方は以下にオススメするクレジットカードで貯めることをオススメします。
クレジットカードで貯める
クレジットカードで貯めることはポイントサイトと比べると溜まる量とスピードが遅いです。
ただ、ポイントサイトのように常にチェックして、サービスの申し込みを繰り返すことをしなくても良いので1回クレジットカードを作成して放置していれば自然に貯まります。
- 月々安定してマイルが貯まる。
- 年間の獲得マイル数が概ねわかる。
- ほったらかしでも貯まる。
- 無駄な手間が無い。
- 旅行保険がほぼ必ずついている。
- ポイントサイトよりは圧倒的に溜まるマイル数が少ない。
- 年会費が必要。
次にマイルを貯めるためのおススメクレジットカードを解説します。
ANAのクレジットカード
クレジットカードは
- ANA公式クレジットカード
- マイレージ付与のサービスが付くカード
の2種類があります。
- ANA VISA 一般カード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA Suicaカード
- ANA To Me CARD PASMO JCB
- ANAアメリカン・エキスプレス®・カード(一般)
- ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード
- ANA VISAワイドゴールドカード
他にもまだ多くありますが代表的なカードは上記になります。
- 楽天ANAマイレージカード→ 4,000ポイントで2,000マイル
- ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード→ 4,000ポイントで1,000マイル
ANAのクレジットは還元率があまりよくないのが現状です。
次にANAのクレジットカードをご紹介します。
ANA VISA 一般カード
ANA VISA 一般カード | ||
入会継続マイル | 1,000マイル | |
年会費(初年度) | 無料 | |
年会費(2年目以降) | ¥2,200 | |
日々の買い物で付与されるマイル | 200円=1ポイント=1マイル 2倍コースの場合、移行手数料(年間/税込)6,000円 |
|
ポイント還元率 | 0.5%~1% | |
東京⇔沖縄(Rシーズン 18,000)までの必要マイルのためのショッピング金額 | 360万円 2倍コースは180万円 |
ANA TOKYU POINT ClubQPASMO マスターカード
ANA TOKYU POINT ClubQPASMO マスターカード | ||
入会継続マイル | 1,000マイル | |
年会費(初年度) | 無料 | |
年会費(2年目以降) | ¥2,200 | |
日々の買い物で付与されるマイル | 200円=1ポイント=1マイル 2倍コースの場合、移行手数料(年間/税込)6,000円 |
|
ポイント還元率 | 0.5%~1% | |
東京⇔沖縄(Rシーズン 18,000)までの必要マイルのためのショッピング金額 | 360万円 2倍コースは180万円 |
ANA VISA Suicaカード
ANA VISA Suicaカード | ||
入会継続マイル | 1,000マイル | |
年会費(初年度) | 無料 | |
年会費(2年目以降) | ¥2,200 | |
日々の買い物で付与されるマイル | 200円=1ポイント=1マイル 2倍コースの場合、移行手数料(年間/税込)6,000円 |
|
ポイント還元率 | 0.5%~1% | |
東京⇔沖縄(Rシーズン 18,000)までの必要マイルのためのショッピング金額 | 360万円 2倍コースは180万円 |
ANA To Me CARD PASMO JCB
ANA To Me CARD PASMO JCB | ||
入会継続マイル | 1,000マイル | |
年会費(初年度) | 無料 | |
年会費(2年目以降) | ¥2,200 | |
日々の買い物で付与されるマイル | 200円=1ポイント=1マイル 2倍コースの場合、移行手数料(年間/税込)6,000円 |
|
ポイント還元率 | 0.5%~1% | |
東京⇔沖縄(Rシーズン 18,000)までの必要マイルのためのショッピング金額 | 360万円 2倍コースは180万円 |
ANAアメリカン・エキスプレス®・カード(一般)
ANAアメリカン・エキスプレス®・カード(一般) | ||
入会継続マイル | 1,000マイル | |
年会費(初年度) | 無料 | |
年会費(2年目以降) | ¥7,700 | |
日々の買い物で付与されるマイル | 100円=1ポイント=1マイル ANAグループポイント1.5倍。マイル移行にはポイント移行コース(参加費/年間/税込)6,600円が必要です |
|
ポイント還元率 | 1%~1.5% | |
東京⇔沖縄(Rシーズン 18,000)までの必要マイルのためのショッピング金額 | 180万円 |
ANAアメリカン・エキスプレス®・カード(一般)
ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード | ||
入会継続マイル | 2,000マイル | |
年会費(初年度) | ¥34,700 | |
年会費(2年目以降) | ¥34,700 | |
日々の買い物で付与されるマイル | 100円=1ポイント=1マイル ※ANAグループポイント2倍 |
|
ポイント還元率 | 1%~2% | |
東京⇔沖縄(Rシーズン 18,000)までの必要マイルのためのショッピング金額 | 180万円 |
ANA VISAワイドゴールドカード
ANA VISAワイドゴールドカード | ||
入会継続マイル | 2,000マイル | |
年会費(初年度) | ¥15,400 | |
年会費(2年目以降) | ¥15,400 | |
日々の買い物で付与されるマイル | 1,000円=1ポイント=10マイル | |
ポイント還元率 | 1% | |
東京⇔沖縄(Rシーズン 18,000)までの必要マイルのためのショッピング金額 | 180万円 |
ANAカードはどれがお得?
先程の表の東京⇔沖縄に行くためのショッピング金額を見ると気が遠くなるほどの額です。
ましてや家族4人分だとといくら必要なのでしょうか??
御覧頂くとわかりますが、ANAカードでのマイルの還元率は0.5~1%とポイントサイトと比べると圧倒的に低いです。
その中でも年会費が高いアメリカンエキスプレスカードが一番お得になります。
特にアメリカンエキスプレス・ゴールドだと年間180万円利用で東京⇔沖縄の往復が可能になります。
年会費の出費を抑えたくのんびり貯めたい派の方は
- ANAの一般カード
- 交通系ANAカード
をお勧めします。
ただ、マイルを貯めるには相当な時間とカード利用金額が必要です。
mileageプラスセゾンカード
ANAのマイルを貯めるならばANAのクレジットカードしかないと思われる方が多いですが、実はmileageプラスセゾンカードで貯めたマイルでもANAの飛行機に乗ることが可能です。
mileageプラスセゾンカードはユナイテッド航空と提携しているクレジットカードです。
勿論ユナイテッド航空や他のスターアライアンスに所属している飛行機にも乗ることが可能です。
溜まるのはユナイテッド航空のマイルですが、同じスターアライアンスメンバーのANAの航空券が5,500マイルからという本家よりお得なレートでゲットできます
私もこちらのカードでマイルを貯めています。
あまり知られてはいませんが、ANAカードより、mileageプラスカードの方がお得です。
- ANAカードで貯めたマイルよりも、mileageプラスカードで貯めたマイルの方が必要マイル数が少ない(レギューラーシーズンの場合)
- マイルの有効期限がない
- マイルアップメンバーズ(年会費5,000円)に加入すると獲得マイルが5マイルル/1,000→15マイル/1,000円にアップ。つまり30万強使うごとに片道航空券が手に入る計算になる。
- 特典航空券で特に優れているのが乗継可能な点。福岡経由で美味しいものを食べてから那覇みたいな旅程も1回分のマイルで可能。
東京⇔沖縄は
- ANAマイル→18,000マイル
- mileageプラスカードで貯めたマイル→17,600マイル
先程紹介したANAカードで貯めたマイルは期限があり、3年間一度も使用しないとマイルが失効します。
mileageプラスセゾンはカードのラインナップも少なくてわかりやすいです。
次にmileagePlusのカードの紹介です。
mileagePlus セゾンカード
mileagePlus セゾンカード | ||
入会継続マイル | 500マイル(アメリカン・エキスプレス・カードのみ) | |
年会費(初年度) | ¥1,650 | |
年会費(2年目以降) | ¥1,650 | |
日々の買い物で付与されるマイル | 1,000円=5マイル
※1,000円=15マイル マイルアップメンバー(年会費¥5,500/税込)に別途登録の場合、 |
|
ポイント還元率 | 1%~1.5% | |
上限マイル | 30,000マイル | |
東京⇔沖縄必要マイル | 17,600マイル | |
東京⇔沖縄(Rシーズン 18,000)までの必要マイルのためのショッピング金額 | 約117.3万円 |
mileagePlus セゾンカード ゴールド
mileagePlus セゾンカード ゴールド | ||
入会継続マイル | 1,500マイル(アメリカン・エキスプレス・カードのみ) | |
年会費(初年度) | ¥22,000 | |
年会費(2年目以降) | ¥22,000 | |
日々の買い物で付与されるマイル | 1,000円=15マイル | |
ポイント還元率 | 1.5% | |
上限マイル | 75,000マイル | |
東京⇔沖縄必要マイル | 17,600マイル | |
東京⇔沖縄(Rシーズン 18,000)までの必要マイルのためのショッピング金額 | 約117.3万円 |
mileagePlus セゾンカード プラチナ
mileagePlus セゾンカード プラチナ | ||
入会継続マイル | 5,500マイル(アメリカン・エキスプレス・カードのみ) | |
年会費(初年度) | ¥55,000 | |
年会費(2年目以降) | ¥55,000 | |
日々の買い物で付与されるマイル | 1,000円=15マイル | |
ポイント還元率 | 1.5% | |
上限マイル | なし | |
東京⇔沖縄必要マイル | 17,600マイル | |
東京⇔沖縄(Rシーズン 18,000)までの必要マイルのためのショッピング金額 | 約117.3万円 |
mileagePlus セゾンカード はどれがオススメ?
年会費も安いうえにポイント還元率が1.5%なのでクレジットカードでマイルを貯めるにはハイコスパになります。
スタンダードのmileageプラスのカードは年会費¥1,650ですが、マイルアップメンバーになることをオススメします。
年間 ¥1,650+¥5,500=¥7,150
と少し高額になりますが、ANAのアメリカン・エキスプレス・カードと同じ還元率で年会費はこちらの方が安くなります。
mileageプラスカードはセゾンカード以外にもJCBのmileageプラスカードもあります。
ショッピングで高額利用をする方でしたらJCBのマイレージプラスカードをおススメです。
ネットショッピングで貯める
最後にANAのマイルの貯め方の方法は「ネットショッピング」で貯めることです。
上記に紹介したクレジットカードを利用してショッピングをするとさらにお得です。
ANAの公式サイトには「マイレージモール」というページがあります。そこで楽天などのネットショップで買い物をする際、このページを経由するだけで、
- モールでのマイル
- カード払いでのマイル
のダブルで貯めることが可能です。
ANAは楽天市場やイトーヨーカドーネット通販、楽天西友ネットスーパーでもマイルを貯められます。
※横にスクロールしてください。
ANAマイレージモール | |
Apple公式サイト | 200円ごとに1マイル |
Yahoo!ショッピング | 300円ごとに1マイル |
イトーヨーカドーネット通販 | 100円ごとに1マイル |
セブンネットショッピング | 100円ごとに1マイル |
ソニーストア | 200円ごとに1マイル |
大丸松坂屋オンラインショッピング | 200円ごとに1マイル |
ヤマダモール | 200円ごとに1マイル |
Amazon | 300円ごとに1マイル |
楽天市場 | 200円ごとに1マイル |
ANAのマイレージモールは時々3倍キャンペーンなども行っています。
100円=1マイルが100円=3マイルになるのでとてもお得にマイルがゲットすることが可能です。
例えばANAマイレージモールのセブンネットショッピングで¥30,000のショッピングをANAのアメリカン・エキスプレス・カードで買い物するをした場合
- ANAマイレージモール→300マイル
- ANAアメリカン・エキスプレス・カード→300マイル
で計600マイルを貯めることが可能です。
まとめ
以上ANAのマイルをゲットするための3つの方法を紹介しました。
オススメは
- ポイントサイトの活用→ ガッツリ短期間で貯める
- mileageプラスセゾンのカードで日々のショッピングから貯める→1年のうち2回ほど家族で国内旅行に行きたい
の2点です。
- 2~3年かけてのんびりかけて貯めたい。
- 何かのついでにマイルが貯まればいい。
という方はネットショッピングで貯める、ANAカードで貯めるのが良い方法です。
ANAマイルを貯めたいと思っている方、是非これを読んで陸マイラーの第一歩を踏み出してみましょう。
タダで飛行機に乗ったときの優越感は溜まりません!