アウトドア好きなら誰もが知っているバックパックブランドメーカー,Gregory(グレゴリー)。
今も昔も変わらず世界中で人気のバックパックブランドです。
男女問わず人気のブランドで街中で背負っている人を沢山みかけます。
グレゴリーのバックパックは登山用からタウンユースまで様々な種類が販売されておりどの年代でも愛されているバックパックブランドの一つです。
また、バック界のロールス・ロイスとも言われています。
- デイパックってよく聞くけど、何故そんなに人気?
- 初めてグレゴリーのバックパックを購入したいけどどれがいいの?
そんな方に今回はバックパックの大手メーカーGregory(グレゴリー)のデイパックの人気の秘密と普段使いができるバックパック4点の紹介とそれぞれを比較します。
あなたにあったグレゴリーのバックパックが見つかる手助けとなれば嬉しいです。
- グレゴリーのバックパックの歴史
- グレゴリーのバックパックの特徴
- グレゴリーのタウンユース用バックパック おすすめ5選
それでは解説に入ります。
先におススメをご覧になりたい方は Gregory グレゴリー タウンユース用おススメ5選へ 飛んでください。
Gregory グレゴリーの歴史
まずはおススメ5選の前に、先程記載しましたが、グレゴリーはバック界のロールス・ロイスとも称されています。
なぜそのように言われているのでしょうか?
それは歴史を紐とくとわかります。
その歴史を紹介しますが少し長くなりますので、製品を閲覧されたい方は次項へ飛ばしてください。
バックパックメーカーとして有名なグレゴリー(Gregory)は、1977年にアメリカ合衆国・カリフォルニア州のサンディエゴにてウェイン・グレゴリー(Wayne Gregory)が創設しました。
彼の名前がブランド名になっています。
1962年、彼は若干14歳の時に初めて木製のフレームパックを製作をしました。
そのフレームパックはボーイスカウトのプログラムの一環として制作されました。
完成度はとても高く、サンディエゴにあるアウトドアショップのアドベンチャー16に高く評価されます。
そしてそこのオーナに認められ数年にわたりアドベンチャー16で経験を積みバックパック制作の基礎を学びます。
1970年、ウェインが22歳のときに妻のスージーとともにバックパック会社サンバード社を設立します。
その後1973年にサンバード社は解体しますが、ウェインのバックパックへの制作情熱は冷めることなくフリーのデザイナーとして転身。
1977年の29歳の時にはれてグレゴリーマウンテンプロダクツ社を立ち上げることになります。
この頃から極上のフィッテイングを意識してバックパックを制作します。
それまでフレームが外側にあるエクスターナルフレームでバックパックを制作していましたが、フレームをソフトパックにおさめるインターナルフレーム構造を開発し1977年に「カシン」というバックパックを制作します。
この「カシン」が当時のカリスマアウトドアマン、コリンフレッシャーに紹介され爆発的に人気がでます。
そして1980年頃から一人一人の背面長に合うバックを開発し、1983年にメジャーで測る最適なサイズのバックパックを選ぶという流れをつくりだします。
加えてショルダーとウエストのサイズ交換も可能にすることで一人一人に完璧なフィッテイングをもたらすバックパックの制作に成功しました。まさに
「背負うではなく着る」のフィット感
を実現させました。
この後も現在に至るまで色々の技術革新をしており他社のアウトドアブラントにはない特徴が3つあります
- アウトドアアクティビティーで着用するテクニカルパックは複数サイズ設けられている
- ショルダーハーネスもウエストベルトもサイズ交換が可能
- 女性用サイズもある
以上の歴史や独自の開発から
グレゴリーは各時代の先端技術と奇抜なアイデアを駆使し続けて極上のフィット感を実現した超実力派のバッグブランドです。そのような点から
バックパック界のロールスロイスと呼ばれているのです。
Gregory グレゴリーのバックパックの特徴
全てのバックパックに共通ではありませんが、グレゴリーのバックパックの共通点は以下になります。
- ライフスパンEVAショルダーハーネス
- エッジバインディング
- レザープル
- 太くて丈夫なYKK#10ジッパー
それでは細かくみていきましょう。
ライフパンEVAショルダーハーネス
ライフスパンEVA構造とは背中のクッションがふかふかになるEVAが封入されています。※EVAとは (エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)という樹脂の名称の頭文字を取り省略されたものです
柔軟性と弾力性がありマラソンシューズのミッドソールやにも使われていることがあります。
他のリュックでありがちな中の荷物の形状が背中に当たって痛いと感じることは全くなく、背中にとても優しい構造になっています。
エッジバインディング
下の写真をみてもわかる通り、エッジにもほつれ防止のために2線で縫製が施されています。
私はグレゴリーのバックパックやショルダー等何点も持っていますが、製品がほつれたことは一度もありません。10年以上愛用しているポーチも全く壊れたことはありません。
レザープル
これはグレゴリーの特徴の一つです。これはウェインが考案し広めたものであり昔からあるデザインです。レザー箇所は経年劣化と共に味がでてきて、それがまたオシャレに感じます。
YKK#10ジッパー
他のリュックとは違い頑丈で大きいYKKの10番ジッパーを採用しています。日本の富山のメーカーが採用されていることが嬉しいです。
ミステリーランチというブランドのリュックもこのYKKの10番ジッパーを採用しているようです。グレゴリーでファスナーが壊れるということは聞いたことがありません。
Gregory グレゴリー タウンユース用バックパック 5選
それではグレゴリーのタウンユース用バックパックを5つご紹介します。
通学と通勤、日帰りのお出かけは荷物が入りやすい20L~26L前後のバックパックがおすすめです。女性には少し小さめの20L前後をおすすめします。
各バックパックに「デイ」がついており、そのバックパックがどのようなシーンで使用するかをイメージさせるネーミングになっています。
では収納容量の多い順でご紹介します。
収納するにあたって以下のものを収めて解説します。
- 財布
- 携帯
- 化粧ポーチ
- オムツ・着替入れ
- PC
- ミラーレスカメラ
- 500mlペッドボトル
- 折り畳み傘
デイパック 容量26L ¥22,000(税込)
まずは、言わずとしれたグレゴリーブランドで今も昔も変わらず一番人気の定番、「デイパック」です。
1日分の荷物に丁度よいという意味で「デイパック」という名付けがされています。
シンプルでトレンドに関係なく1979年から愛され続けている名作です。
今ではこの形状のバックパックはどのブランドでもみられますが、このクラシカルなティアドロップ型(涙が落ちているような形)スタイルを普及させたのもこのグレゴリーのデイパックです。
スペックは以下
サイズ:40W×45.5H×16.6D
重量:645g
カラーバリエーション:公式では8種(2022,1末現在)だが、コラボ等あり時期によって様々
ベルト:ウエストベルト、チェストベルトあり。
フロントポケット
荷物の出し入れがし易いようにと斜めのフロントポケットが取り付けられていますが、こちらの開け閉めは容易にできるものの大きいものや厚みのあるものは収納できません。長財布を収納すると少し取りづらいです。
PCスリーブ
現行モデルはインナーにPCスリーブがあります。EVAパッドがあることによってPCを入れていても背中にPCの重さを感じることがないです。
インナーポケット
内部にはジッパー付きメッシュポケットもあります。
内部の端もカバーして縫い込まれています。見えない部分もつくりこまれているのがグレゴリーの良さです。
ショルダーストラップ
ショルダーストラップはデイパックに限らず人体に自然にフィットする曲線的な形状に設計されています。
ストラップのステッチは、力のかかるストラップ部分のつなぎ目の中央から重ね縫いをする「センターロッキングバータック」を施して強度をアップさせています。
この縫い方は1978年に考案されたグレゴリーの独自の縫製方法です。
背面パット
背面パットは背骨に当たらないように「く」の字に中央で2つに別れている仕様です。そのため、加重が分散され背負っていても疲れが軽減されます。
デイパックに荷物を入れた様子
冒頭に掲載した荷物を収納してみます。
ぴったり収納でき、若干の余裕はあります。(ペッドボトルは奥に収納しています。)
デイパックはグレゴリーの一番人気で定番商品ではありますが、個人的には少し使い勝手があまりよくないポイントがいくつかあります。
人それぞれ用途は違いますが以下の点がおススメできないポイントです。
ペッドボトルや水筒を内部にしか収納てきない。
フロントポケットに容積がなく薄いため荷物が取り出しづらい。
過去にはアパレルブランドとのコラボも多数しており現在もビームスとコラボしたデイパックが販売されています。
若干値段が高いですがコラボアイテムは限定品なので興味がある方や限定品が好きな方は是非一度購入を検討してみてはいかがでしょうか。
背負い心地は抜群です。
エブリデイプラス 容量25L ¥26,400(税込)
エブリディプラスは今回ご紹介する5つのバックパックの中で一番のオススメです。
25Lですが収納ポケットが多いためデイパックの26Lより収納力を感じます。
スペックは以下。
サイズ:29W×47H×20D
重量:890g
カラーバリエーション:3種(ブラック、コーデュラバリスティックブラック、コーデュラバリスティックネイビー 2022,1末現在)
グレゴリーのレザージッパープル、ライフスパンEVAショルダーハーネスの仕様は勿論備え付けられています。
収納ポケット
このエブリディプラスの収納数ポケット数は9個(外側5/内側4)と他のグレゴリーのバックパックよりも圧倒的に多いです。
ポケット数が多いことにより25Lを以上の収納力を感じます。
また、自立可能も嬉しいポイントです。前項のデイパックは自立せず、背面などを床に置くのが少し抵抗がありますが、エブリディプラスはしっかりと自立するので中の荷物が崩れることもありません。
PCスリーブ
このバックパックの一番のオススメはこの独立したPCスリーブです。
他のバックパックはメインの収納箇所にこの収納コンパートメントがありますが、こちらは外側に配置されており、すぐにノートPCを出し入れすることが可能です。これはかなり使い勝手が良いです。
私は打ち合わせや出先で急いでPCを開く機会が多々あるのでこの独立したPCスリーブ入れはとても便利な機能だと思いました。
背面
ローララゲッジのハンドル部に取り付けられる機能があります。
この機能によりスーツケースに装着することが可能なので出張などが多い方にはおすすめです。
エブリディプラスに荷物を入れた様子
冒頭に掲載した荷物を収納してみます。
ノートPCを外側に収納しているのでまだまだ余裕があります。抜群の収納力で荷物が多い会社員や働くママにはおすすめです。
キャンパスデイL 容量22L ¥18,700(税込)
キャンパスデイはその名の通り学校での楽しい一日を過ごすためにと設計開発されたバックパックです。
学校生活に必要な荷物をたくさん詰め込んでも問題なく設計されています。正面のメッシュポケットが特徴的です。
スペックは以下。
サイズ:30W×43H×14D
重量:540g
カラーバリエーション:3種(ブラック、HDナイロン、ガーデンタペストリー、2022,1末現在)
ベルト:チェストベルトあり。ウエストベルトあり。
収納ポケット
メッシュのポケットが一つ、PC用スリーブポケットが一つ、両サイドにペッドボトルや折り畳み傘が収納可能なサイドポケットがあります。
グレゴリーのバックパックには珍しくメッシュポケットがあります。メッシュポケットはデザイン性には優れないですが、非常に便利です。
背面
EVAショルダーハーネスもしっかりと装着されています。デイパックと同様パットは「く」の字に中央で2つに別れている仕様です。
キャンパスデイに荷物を入れた様子
最後に荷物を収納した様子です。
エブリディプラスと同様まだまだ余裕があります。
まさに学校生活をおくる学生におすすめなバックパックです。
エブリディプラスより収納力は若干少ないですが、通勤にも十分使用可能です。メッシュポケットがスタイリッシュさを軽減させていますが、そちらが気にならないようであればエブリディプラスより値段も安価なのでこちらもおススメのバックパックです。
オーバーヘッドデイ 容量22L¥15,400(税込)
3つ目はオーバーヘッドデイです。
見て頂いてわかる通り非常にシンプルでスクエアタイプのバックパックです。アーバン的デザインなのでスーツ着用で背負っても違和感を感じません。
スペックは以下。
サイズ:45H×28W×16Dcm
重量:650g
カラーバリエーション:5種(ブラック、トロピカルフォレスト、ブラックタペストリー、HDナイロン、ガーデンタペストリー 2022,1末現在)
ベルト:チェストベルトあり。ウエストベルトなし。
チェストベルトはありますがウエストベルトはありませんので登山、ハイキングには不向きですが、通勤ではウエストベルトは必要ないでしょう。
収納ポケット
収納ポケットの数は3つあります。(外側1つ、内側2つ)
収納はエブリディプラス、キャンパスディよりは少ないです。中の収納はキャンパスディと同じです。
サイドのボトルポケットがないのでペットボトルや傘の収納は内部に収めることになります。
オーバーヘッドデイに荷物を入れた様子
最後に荷物を入れてみます。
ちょうどぴったり入ります。背負った時にはシンプルでスタイリッシュですが個人的には傘やペッドボトルをPCと一緒に収納するのはためらいます。
ビジネス用品のみ入れる方にはおススメのバックパックです。
イージーデイ 容量20L ¥13,200(税込)
最後におススメするバックパックは「イージーディ」です。その名の通り、簡単な荷物を入れるためのバックパックになります。デザインはデイパックのティアドロップ型のクラシカルなデザインで、機能もシンプルです。
値段は一番安価ですがグレゴリーのクオリティーはしっかりとキープされています。
背面はデイパックと同様にパットが「く」の字に中央で2つに別れているので背中に負担がなく設計されています。EVAショルダーハーネスもしっかりとあります。
スペックは以下。
サイズ:45H×28W×16Dcm
重量:650g
カラーバリエーション:3種(ブラック、HDナイロン、ガーデンタペストリ、2022年1末現在)
ベルト:チェストベルトなし。ウエストベルトなし。
収納ポケット
収納ポケットの数は2つあります(外側1/内側1)。上記4つのバックパックに比べて一番少ないです。
内部の収納はスリーブはありますが、他のバックパックにあるインナーメッシュポケットはありません。
グレゴリーの正面ポケットがほとんとこの仕様なのですが、ファスナーがカバーで覆われており少し使い勝手が悪いです。これが丈夫で頑丈なグレゴリー仕様ではあるものの、ファスナーが見つけづらく荷物を取り出しづらいのが少し難点です。
イージーデイに荷物を入れた様子
荷物を収納してみます。
丁度ぴったりという感じです。カメラは入れることが可能でしたが、かなり窮屈になってしまいます。
サブバックとしての使用やミニマリストの方にはおススメなバックパックになります。
まとめ~Gregory グレゴリー 各バックパックのおすすめ用途~
以上、長くなりましたがグレゴリーの歴史、特徴、タウンユース用バック5つを紹介しました。
最後に各バックパックのおすすめ用途は以下になります。
デイパック
定番好き。荷物がおおくオシャレ志向の方。カラーバリエーションやコラボ商品も楽しみたい人。初めてグレゴリーのバックパックを購入予定の方。
エブリディプラス
荷物が細々と多い方。働くママ。出張や1泊旅行にも使用することを考えている方。
キャンパスデイ
学生の方。荷物が細々と多い方。働くママ。すぐ取り出せる収納ポケットがあるバックパックをお探しの方。
オーバーヘッドデイ
通勤向けパックパックをお探しの方、シンプルで都会的なデザインが好きな方。
イージーデイ
低予算でグレゴリーのバックパックをお探しの方、ミニマリスト。サブバックなどをお探しの方
以上になります。
これを読んでグレゴリーのバックパックの魅力に惹かれると嬉しいです。
グレゴリーのウエストバックについても記事を書いています
またマザーズバックのおすすめの記事も読んで頂けると嬉しいです。
以上参考になったら嬉しいです。